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まさえ
(mimu)
愛知県在住,40代。
一時期,こころとからだの勉強をしていました。ゲシュタルト療法やボディサイコセラピーなど,ソマティックアプローチの心理療法を中心に学んでいました。
現在は,ゆるゆると己事究明を続けつつ,趣味とセルフワークを兼ねて,日々楽器を弾いて過ごしています。
ピアノはオオハシ132EWを使用 (2020年10月~)。

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2024.7.22 ピアノの練習 – メイプル・リーフ・ラグ (スコット・ジョプリン)

スコット・ジョプリン 作曲の「メイプル・リーフ・ラグ 」を弾きました。ラグタイム王 ジョプリンの有名な曲の1つということで、今回は

「この曲、知ってる」
「どこかで聞いたことあるな」

という方も多いかもしれませんね。


初めて ラグタイム というジャンルを覗いたとき、わたしはその曲調に楽しさを感じながらも、練習をしてみたいと思うほどには馴染めず、ピンと来ないところもあった。ラグタイムど真ん中(?)のような曲は、どうもわたしにはコントラストが強すぎるような感じがあって。ただ調べてみると、ラグタイムもそういった曲ばかりではなく、もう少し柔らかいものもあることが分かった。ジョセフ・ラムという人の作品はクラシックのような雰囲気も感じられ、こちらはわたしにも親しみやすい。これならいけそう、と思えて、彼の「ボヘミア・ラグ」という曲を弾いてみることにした。それが2年前のこと。

そして今回は、スコット・ジョプリンの作品。

「そろそろまたラグタイムをやってみようかな」

と考え始めたときに、

「今度は“ど真ん中”もいいかもなぁ」

と思った。そう思えるようになっていた。実際に練習を始めてからも、馴染めない感じとか抵抗とか、そういったものは全然なくて、むしろ最後まで興味と好奇心を持って取り組むことができた。そこまでの自分は予想していなかったから、ちょっと驚いている。「ボヘミア・ラグ」の後もずっとピアノを練習してきて、ジャンルや時代にこだわらずにやりたいと思うもの、やろうと思うもの(必要なことも含めて)をやってきた。そうしている中で自然と気持ちが変化してきて、あるいは広がってきて、いつの間にかラグタイムど真ん中も楽しめる自分になっていた。そんな自分の変化が面白く、嬉しい。


この曲を練習し始めた頃はまだ春でしたが、最後は暑さとの闘いになりました。当然、冷房や扇風機はしっかりつけてやっていますが、それでも弾いているとときどき、頭が少しぼーっとしてくるようなことが……。そして演奏も危うくなったり。指が汗ばんでくるのもなかなか曲者。汗で指がひっかかって、鍵盤の移動がスムーズにいかなくなってくるんですよね。

それはともかく、今回弾いていて、表現に関して

「ここはこうするほうがいいかな」
「ここはもっとこういうふうに」

と思ったところは、なかなか頑張ってやれたように思います。試して、録音を聞いて確認して、次回それでいくことにしたり、修正したり。それを何度も繰り返す。試行錯誤。「まぁ、こんなもんかな」と思えるぐらいには、演奏に反映できたかな。今、ほどよい達成感と満足感を味わっています。

「メイプル・リーフ・ラグ」、とても楽しく、充実した時間を過ごすことができました。

ところで、ジョセフ・ラム、スコット・ジョプリンと来て、こうなってくるとラグタイムの三大作曲家のあと1人、ジェイムズ・スコットの作品も見てみたいような気持ちになってきますね。どんな曲を書いた人なんだろう?それを体験する日も、そのうちやってくるかもしれません。

2024.7.22 収録
音楽メモ(備忘録)
音楽用語読み解説
tempo di marciaテンポ・ディ・マルチャ行進曲の速さで
trioトリオメヌエット,スケルツォ,行進曲などの中間部

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