- こちらの記事は、2013年7月6日に書いた記事から内容の一部を抜き出し、加筆修正をして、まとめ直したものです。なお、元の記事は、現時点ではリバイバル版公開の予定はありません。
何をするのでも、そこに自分の性格、性質がよく表れることってあるなぁと思うんですよね。わたしはピアノを弾いているときも、演奏そのものはもちろんのこと、それ以外の部分でも「これぞ、わたし」的なものを感じる、ということがあります。
子供の頃にもこんなエピソードが……。
(恥ずかしさと懐かしさを味わいながら、書いてみたいと思います)
① 負けず嫌い、気性が荒い
自分の記憶にはないけれど、3歳のときに
「ピアノをやりたい」
と言い出したようで、ピアノ教室へ通い始めたわたし。やめる前のあたり(中学生の頃)とかはもう全然練習しなくて先生に叱られてばかりいたけれど、最初の頃は……短時間だったかもしれないけど毎日のようにピアノを弾いていたんじゃないかなぁ……。
で、あれこれ曲を練習していくわけなのですが、当たり前のことだけど、いきなりは弾けない。練習しなけりゃ弾けるようにはならない。弾けるようになるまでには時間がかかる。だから練習しているときに、当然ながら思うように弾けなくて、うまく弾けなくて、イライラすることもある。いくらでもある。
それで……これ、みんながそうかどうかは分からないのですが、思うように弾けなくてイライラしてくると、わたしは楽譜に当たることがありました・・・よくあった(汗)。楽譜は全く悪くなくて、自分がもっと練習するしかないんだけれど
「あ~~~っ、もうっ!!」
と思ったわたしに八つ当たりを受けることになるかわいそうな楽譜。丸められたり、投げつけられたり、そんな風によれよれになりながらも、楽譜は黙って(?)耐えてくれて……。
でも、これはさすがにひどいことをしたな、と思うのは、わたし……
ガブっ
と噛みついたこともあった……。今はどうか分からないけど、当時、楽譜によってはビニールのカバーがついているものもあって、そのビニールのカバーに歯形が
がががががっ
って……残ることになったのでした。
わたしに噛みつかれてしまった楽譜、本当にごめんよ。
② おっちょこちょい
小学生~中学生の頃は、学校で何かとピアノ伴奏をさせてもらうことの多かったわたし。音楽の授業のときや、クラスのホームルームなんかのときもそうだけど、学年での歌の練習や、全校での集会やら何やらのときとかも。
で、その頃のわたしは既に目が悪かったものの、まだコンタクトレンズは使ってなくてメガネっ娘だったのですが、この“メガネ”が・・・ピアノを弾くときのわたしにはとても気になる存在(?)だったんです。というのは、わたしってすごく汗っかきだし、あと、鼻も高くないし(笑)、だから、よくメガネがずり落ちてきてしまうんです。夏場なんかは特に。それはピアノを弾いているときだって同じわけで……。それで、ちょこちょこメガネを直しながらピアノを弾く、弾きながら直す、ということになってました。
さて、あるときのこと。あれは……学年での歌の練習のときだっただろうか……体育館での練習、で、ピアノはステージの上にあったからわたしだけステージの上、先生とみんなは下のほう(あの場所はなんて呼べばいいんだ?)にいて。先生の指揮、指示に合わせて、みんなの歌を聴きながら、ピアノ伴奏。で、練習では曲の途中で止めたり、途中から始めたりすることがたくさんあるのと、念のため的なこともあって、伴奏を暗譜(楽譜を見なくても弾ける)できてはいても、必要なときにいつでも楽譜を見られる、追える状態にはしていて。当然、曲によっては楽譜が何ページかにわたることもあって、それが本である場合にはページをめくっていかなくちゃならない。“譜めくり”が必要になる。で、これまた他の人はどれくらいどうなのか分からないのですが、その“譜めくり”という作業を……わたし、誰かにしてもらったことなんて、あったかなぁ……少なくとも学校ではいつも、ピアノを弾きながら自分でやっていたと思う。
それで、学年で歌の練習をしていたそのときも、ピアノを弾きながら譜めくりをしていて、んでもって、さっき話したようにメガネのずり落ちもちょこちょこ直してて……。
ピアノを弾く
メガネのずり落ちを直す
ときどき楽譜のページをめくる作業も発生
ピアノ、メガネ、ピアノ、メガネ、ピアノ、譜めくり、メガネ、ピアノ……。
そんなことを必死にやっていたら、あるページをめくるときにかなり焦っちゃって……勢い良すぎたようで
ばしゃ~ん!!ばたんっ!だんっ、だんっ……。。。
っていう音だったかどうかは忘れちゃったけど、とにかく、楽譜がステージの「下」まで(ステージの床ではなく、ステージの下=みんながいたほうの床まで)飛んでった……落ちていった……。みんなの
「あっ!!」
っていう雰囲気を感じたなぁ。それでも変わらずピアノを弾き続けて、みんなの視覚的、聴覚的には、そんなわたしは何も気にしていないように映ったかもしれないけれど……心の中では
「うがあぁあ~っ……やってしまったぁ……恥ずかしい。。。うぅ~」
でした。
次に練習が中断するときを待って、何食わぬ顔でステージ下まで降りて楽譜を救出してきたけれど、そんなに……元気にふっとんでいかなくても良かったのになぁ。
今日はこんなへんてこエピソードふたつにお付き合いいただき、ありがとうございました。
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