

※画像の粗さが気になったらごめんなさい
おとといの朝、ベランダに出ると、空に“大根の月”がいました。大根の月というのは 向田邦子さん の短編作品に出てくる言葉で、その作品のタイトルにもなっているようですね。それをわたしは読んだことないんだけど、だいぶ前に、その頃交流のあったブロガーさんから聞いてこの言葉を知りました。
でも、もしかしたら大根の月って、もっと透き通った感じのものを言うのかしら。おとといの月はけっこう白くてはっきりとしていて、透けて見えるとまでは言えないけど……どうなんかな。
夜の月もいいけれど、朝ときどき見かけるこの月、わたしはなんか好きです。
ちなみに、今朝の愛知は雪が降っていました。冬ですねぇ。もう年末なんだよなぁ。
今、わたしには「これをやりたい」とか「こういうことをやってみようかな」と思うことが、ささやかながらいくつかあります。1つはピアノを弾くこと。既にやっているけれど、これまでよりもう少したくさんやってみたい。ピアノの“練習”は、元々はインプロのために始めたことでした。けれど、最近ではむしろインプロよりもやりたいことになっています。何かの曲にじっくり取り組む。分からないところやできないところに関して、自分で調べたり、考えたりする。解決や改善のために必要なことをする、地道に努力を続ける。こういったことが、年齢的なものもあるのかな、それからわたしにとっては「ピアノだから」なのかな、今、とても大切なもの、大切な時間になってきています。そして、自分の内面との関係においても、ピアノを弾くことはどうやら自分が思っていた以上に重要なことがあるようで……。
それから、ブログに、音楽に関わることもときどき書いていってみたいです。別に音楽ブログにしたいわけではないんですけどね。これまでは「やっている人でないと分からない」ような内容は極力書かないようにしてきました。書くとしても、その場合は最低限の説明もつけるとか、その部分が分からなくても記事全体を読むのにはそれほど支障がないと思うからいいかなとか、一応はそんな感じでやってきたつもりです。でも、自分の中に「そういったこともあまり気にしないで書いてみたい」という気持ちが出てきて、それをそろそろ許してあげてもいいんじゃないか、って。既に10月に2つ記事を書いているのですが(「こころ・からだ × 音楽(備忘録)」カテゴリー)、こういうようなやつをもっと書いていけたらいいなと思っています。
あとは、自分の内面的なことや子供の頃のことなんかを、今の自分として、今の自分から見て、書いていってみたいなという気持ちもあるかな。なんとなくね、そろそろやってもいいんじゃないかなとか、今の自分に必要なことなんじゃないかなとか、そんなふうに思うんです。今までの記事とどう違うの?と聞かれたとしても、説明は全然できないんだけど……。感覚として自分の中に「こういうの」っていうのがあって、それは今ならやっとできるかもしれない感じだったり、ピアノと向き合い続ける中でわき起こってきた気持ちやイメージだったりもするんですよね。
最近はやりたいことの1つめ「ピアノを弾きたい」が特に強くて、ほかのことはだいぶどうでもよくなってきてしまっている自分がいます。ずっとスローペースで続けてきた放送大学の勉強、これも休学または退学しようかなと考え始めているくらいで。そんな調子なもんだから、2つめ、3つめのことはどれだけやれるか分からないんだけど……。ときどきはブログのための時間もしっかり確保して、少しずつ2つめのこともやっていきたいし、3つめのことにも挑戦できたらいいなと思っています。
そんなわけで、この3つが今やりたいなと思うことです。そして、わたしにとっては、この3つは結局のところ1つのことでもあります。以前から「自分のやっていることは大きく見れば1つ」という感覚はあったし、その1つがどういうものなのかは、以前も今もそんなに変わってはいません。でも、今と比べると、以前はもうちょっと中身が多くて、いくらかごちゃごちゃしていたかなぁ。今はよりシンプルに、それでいて色濃くなってきている感じがします。
わたしは疲れやすいところがあるし、あまり器用でもありません。だから、1つのことをやるとか、よりシンプルにというのは、自分に合っていそうな気がします。それから、ほかのことがどうでもよくなるくらいに何かを「やりたい」と思うなんて初めてのことで、今45歳だけど、この年齢になってからでも何かにそう思える自分に出会えたこと、本当にラッキーで幸せなことかもしれないなと思いながら、今日も過ごしています。
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