名古屋市美術館 では9月半ばから「フランソワ・ポンポン展」が開催されています。
わたしは特にアート好き、美術館好き、動物好きというわけではないけれど、このポンポン展は知ったときからなんとなく気になっていて、気が向いたら行ってみようかなぁと思っていました。そして、閉幕まであと3日という今日になって、やっと行ってきました。
出かけていくと、美術館の入口付近で1組のご夫婦らしきお二人に声をかけられ、「なんだろう?」と思ったらなんと!展覧会のチケットをいただいてしまいました。招待券が1枚余っているから、と。突然の出来事に弱いわたし、びっくりしすぎて、その場で固まっちゃった……。なんとかお礼の言葉はちゃんとお伝えできたけれど、お二人が美術館に向かって歩き出した後も、わたしはしばらくそのまま立ち尽くしていました(苦笑)。
気持ちを落ち着けてから美術館に入り、先ほどのお二人に感謝しながら、展覧会を楽しんできました。ポンポン展、すごく良かったです。どれも素晴らしい作品ばかりでした。今にも動き出しそうで、温度を感じるようで。作品の動物たちとコミュニケーションさえ取れそうな気がしてしまう。思わず触れてみたくもなりました。もちろんできないけれどね。
彫刻って面白いですね。360度ぐるっと回っていろんな方向から楽しめる。そして、なんていうのかな、彫刻は彫刻でもたとえば ダビデ像 のようなのだとわたしは眉間にしわが寄ってしまいそうだけど(ごめんなさい)、今回は作品の多くが動物だし、でも動物でも人でも、ポンポンさんの作品からはどれも愛らしさや温かみが感じられて、わたしにとても優しい(笑)。
行ってきて本当に良かったです。美術館に行くのは年に1回もないくらいだけど、今日は素晴らしい作品の数々に触れ、素敵な時間を過ごすことができました。
図録を買って帰ってきたので、またゆっくり眺めて楽しもうと思います。
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