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まさえ
(mimu)
愛知県在住,40代。
一時期,こころとからだの勉強をしていました。ゲシュタルト療法やボディサイコセラピーなど,ソマティックアプローチの心理療法を中心に学んでいました。
現在は,ゆるゆると己事究明を続けつつ,趣味とセルフワークを兼ねて,日々楽器を弾いて過ごしています。
ピアノはオオハシ132EWを使用 (2020年10月~)。

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  • こちらは、2022年12月21日に書いた「インプロの旅をたどる (17):2013.1.11 ピアノ インプロヴィゼーション ①」という記事から「2013.1.11 ピアノ インプロヴィゼーション」にまつわる部分を切り離し、それ以外の部分に最小限の加筆修正をして、改めて記事にしたものです。なお「インプロの旅」シリーズは、現時点ではリバイバル版公開の予定はありません。

以前、音や音楽の「聴ける / 聴けない」(聴きたい / 聴きたくない)についての自分のことを、記事に長々と書いたことがあります。そのときの話は、音(音楽)の量や、聴くときの環境や条件によって、その音をからだが受け入れたり、受け入れにくかったり(があるようだ)、といったことでした。ごちゃごちゃと書いて、ちょっと考えすぎの感じもありましたが、それでも自分の困りごとや、それ以上に“困っている気持ち”を誰かに分かってほしくて、一生懸命書いたんだろうなぁと思います。

音の話や、それを(が)「聞く」「聞こえる」ということについての話って、認識や感覚を他者と共有するのがとても難しいよなぁと最近よく思います。なんとなくだけど、視覚的なこと・ものの話にはない難しさがあるような……?もしかするとわたしたちは、見えているものや「見る」「見える」ということに比べると、聞こえているもの(音)や「聞く」「聞こえる」ということについてはあまりよく知らなかったり、気づいていないことが多いのでは……今そんなふうにも思いました。

そうやってそもそも共有が難しいかもしれなくて、そしてそれとは別に、たとえば「音楽が好き」と言ったときの、実はなかなかすんなりとは通じない話っていうのかな、そういったこともあるんじゃないかと思うんです。「音楽が好きだ」と口にすれば、即座に「どんな(誰の)曲聴くの?」と返ってくる、こういうのって少なくないような気がするのですが、でも実際には「音楽が好き」って、聴くのが好きな人もいれば、弾くのが好きな人もいる。「このアーティストの歌が好き」の場合だって、歌詞が好きな人、声が好きな人、メロディが好きな人など、いろいろいるはず。音楽の楽しみ方、味わい方、好きポイント?は本当はいろいろなのに、その“いろいろ”をわたしたちは案外分かっていないのではないだろうか……そんなことを考えたりもします。

こういったことが「好みの違い」「価値観の違い」の範囲内のときはまだいいし、その違いが楽しさや豊かさにつながるならとても素敵なことですよね。でもそうでなくて、自分の知識の偏り、考え方の狭さ、思い込みの強さなんかに自分自身が気づいていなくて、相手は相手でやっぱりそれがあったりして、そしてそのまま話をしようとして、話が噛み合わなかったり、通じなかったり、ということが起きるときもある。そこでもっとよく話したり尋ねたりするならいいんだけど、残念ながらそうしたやりとりにはならないことも多々ある。

音楽が好きな者同士や、楽器を弾く者同士だからといって、必ずしも「音楽の話」が通じたり楽しめたりするわけじゃないんですよね。頑張って話したけれど、違和感やたくさんの「?」、淋しさ、孤独感などの気持ち、場合によっては怒り、劣等感も……そういったものを抱えて終わってしまうことが、わたしもなくはないし、ほかの人からもそういった話を聞いたことがありました。

なかなか通じないから、分かってもらえないからといって、じゃあ全部自分の中にしまっておいて、外には出さないようにしよう、というのは、わたしは悲しいし、つまらない。やっぱりたまには話したいし、そこでは楽しみたいなって思うんですよね。ただ、誰に何をどのように話すか話さないかはよく考えたほうが良さそうだし、それと同時に「通じる」とか「分かり合える」とかいうことに“過度な期待をしない”ということも大事かなぁと思いました。わたし、期待しすぎてしまうところ、あると思う。分かってもらいたい気持ちがけっこう強かったり、なかなか妥協できなくなってしまうようなときもあるしなぁ。

と、そう思いながらも、わたしは結局今でも、相手から音や音楽の話をされることはあっても、自分からすることは基本的にはないし、相手の話に応じたり、稀に自分から話すときにはだいぶ悩んだり困ったりしてしまう、というような状態です。なんかね、やっぱり難しく思えちゃうんだよね……。それでも、少しずつでも何か、いつか、その難しさが和らぐような道が見つかるといいなと思っています。

画像素材
写真:Tuherdias Awang|Pexels

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