「人の話が聞き取れない」「もしかして、わたしは APD?」ということで、先月終わり頃、近所にある耳鼻咽喉科のクリニックで聴力検査(標準純音聴力検査)を受けてきました。
※ APD (Auditory Processing Disorder):聴覚情報処理障害
▽前回の記事
そのとき、聴力検査のほかにもう1つお願いしたことがありました。それは
「もし、愛知県内か近隣の県で APD の検査が受けられるところがあれば、教えてください」
ということです。APD の細かい検査を行っているところや APD を診断できる医師は全国でもまだ少ない、ということはネットの情報などで読んでいたし、この辺りではまだ難しいかもなぁとは思ったのですが、それでもさ、聞いてみたほうがいいよねと思って。
それで、やはり近くにそういうところはないようでしたが、それでも市内の総合病院で診察やいろいろな「聞こえ」の検査を受けてみてはと、そちらの紹介状を書いてくれました。
翌週、その総合病院へ行ってきました。結局その日は診察だけ受けて帰ってきました。というのは、その日に診てくれた A先生が大学病院から来ている教授だったから……?というのが関係あるかないかは分からないけれど、わたしの話を聞いた上で先生が
「◯日に××病院(大学病院)へ来られますか?」
「Bさん(別の医師の名前)っていう人がいるので」
と言って、大学病院のほうで診察や検査を受けられるように紹介状を用意してくれたから。だから今日は検査はしません、って。
そんなわけで、次の週に今度は大学病院へ行くことになりました。
近所のクリニックでも総合病院でも、わたしが「もしかしたら APD なのかな」と思っていること、ちゃんと耳を傾けてもらえました。そして、紹介先の先生にも伝えてくれていました。わたしはそれが嬉しかったです。「耳鼻科のお医者さんでもこの障害のことを知っているのはまだ少数」らしいということで「分かってもらえなかったらどうしよう」ってやっぱり不安だったし、けっこう構えて受診したんだけど……。取り越し苦労だったみたい。行ってみたら大丈夫だったので、すごくほっとしました。
大学病院は今日までに2回行ってきました。1回目は予診の後に改めて標準純音聴力検査と、それと耳音響放射検査というものを受けて、それから診察がありました。2回目のときは検査だけ受けるために行って、今度は標準語音聴力検査というものを受けました。
検査の結果は、まず標準純音聴力検査は問題なし。耳音響放射検査のほうは少し「ん?」と思うような結果ではあったのですが、そのことが今回のこと(聞き取りづらさ)にどれくらい影響しているかは「どうかなぁ」という感じのようで、たまたまこの日こういう結果になっただけということもあり得るし、今はあまり気にしなくていいとのことでした。
標準語音聴力検査の結果については、次回の診察のときに説明を受けることになっています。予約が来月のはじめ頃なので、少し待つことになります。
各検査についての説明をするのはわたしには難しいので、よろしければこちらをご覧ください。
![](https://kikoelife.com/wp-content/uploads/2024/02/情報を得られる場-人やモノにつながれる場-思いを共有できる場-そんな場所になれるように-このサイトを育てていきたいと感じています-68.jpg)
※わたしが受けた「(標準)語音聴力検査」と上のサイトで紹介・説明されている「語音明瞭度検査」が同じものかどうか、わたしには分かりませんが、どちらもことばを聞き分ける力を調べる検査です。
ところで今回もまたこんなこと書いてみますが、大学病院って行ったのは多分今回が初めてでした。わたしにとっての大学病院は『白い巨塔 』のイメージが強いんだけど(笑)、自分がその“大学病院”へ行くことになるなんて。少しだけ妙な感じです。
「聞き取りづらさ」には確かに困っているけれど、それでも重篤な病気というのとは違うわけで、そういう意味ではまだだいぶ気持ちにゆとりがあるかなと思います。そのゆとりの部分でいろんな“初めて(の体験)”を楽しむというか、そこに興味を持てる自分がいたりします。もちろん不安や緊張もあるから、それと一緒に好奇心があるということが起きていて、その感覚もまた“妙な感じ”として感じられているのですが……。
そろそろ暑さが少し和らいでくるかなぁ。昨夜あたりはだいぶ過ごしやすい気温でした。来月また大学病院に行くときは、今月より楽に行けるかな。今月2回行ったときは本当に暑かったもんなぁ……。
検査の結果とか、またご報告します。
▽こちらの記事もどうぞ。
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